第4回 いよいよ大学受験
2022年4月1日院長のコラム
第4回 「いよいよ大学受験」
2022年 春
予備校生活を満喫していた私ですが、秋になり、いよいよ志望校を意識して絞る段階に入りました。獣医師になるためには獣医師国家試験に合格することが必要で、この獣医師国家試験を受けるには、国内の獣医系大学に入学し、規定の学業を修了するしか道はありません。
当時、獣医系大学は国公立が11校、私立が5校の合計16校で、すべての学校の定員を合わせても1000名前後です。ここに1万人以上の学生が試験に臨みます。
おのずと合格ラインは高くなり、国公立では大学入試センター試験で英数国理社の主要5教科は90点以上の解答率が求められ、国語が苦手な私にとってはこれが最大のネックになりました。一浪の私は、これ以上の浪人生活は避けることは必須であり、志望校を「選ぶ」余裕などありませんでした。そのため、1つでも多くの大学を受験することを念頭に試験日程を確認すると、北里大学で11月に「公募推薦入試」と言う試験があることを知りました。2〜3月が本番の本試験よりかなり早い日程です。
是が非でも獣医系大学に合格したい！と考える私は、1回でも多く機会を得るため、この試験も受けることにしましたが、この時はこれで受験勉強が終わるとは夢にも思っていませんでした。
