超音波検査で腸重積を確定診断できます
2022年2月21日診療日誌
4ヶ月例の猫ちゃんが、吐いているとの主訴で来院されました。
この月齢だと、原因として犬でも猫でも「異物の誤食」はよくある話なのですが飼い主様にはお心当たりがないとのこと。。
それでも獣医師は可能性を排除することなく必要な検査を実施しますが、レントゲン検査では異常をほとんど見つけることができません。
ここで検査を終了せずに、超音波検査へと進むと理由が発見されました。「腸重積」と呼ばれる状態を小腸に確認されました。
放置してはならない【緊急的な疾患】です。その日の夜には緊急手術を実施し、腸重責領域の切除および重責を起こしていた原因の異物(紐状の物やチュールの袋など)の摘出を実施しています。
実は真の原因は「異物の誤食」でした。
詳しい検査の結果、原因が分かり手術を行いましたが、若齢の動物を迎えられた飼い主様は、手の届くところに色々のものを置かないよう、十分にお気をつけくださいね。
山本@以前に比べ、超音波検査の画質が向上して診断が容易になったと感じる獣医師