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2015年1月30日診療日誌

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さて、しばらく連載でお送りします当院での新規医療設備eye

第1回目は「手術用患者保温システム」です。

 

避妊手術や去勢手術をはじめ多くの手術中の動物たちは必ず体温は低下します。下がった方が良いこともあるのですが、想定を超えるような下がり過ぎもよくありません。

そのため多くの動物病院では、電熱線が入った保温機構のある手術台を用いたり、術中に湯たんぽを作成し体に添えるなど、工夫して体温低下を防ぎます。

 

当院でも同様の手法で体温低下を防いでいましたが、どうしても長時間におよぶ手術や脂肪が少ない高齢動物、状態が悪化している症例では体温低下が著しい場合も多いです。

人医での報告では、体温低下が死亡率の上昇や入院日数の延長、手術部位の感染率上昇に大きく影響すると言われています。私も日々の全身麻酔の中で、覚醒遅延などは特に経験が多いです。

 

そこで今回取り入れたのは、人体の手術でも用いられている3M社製の保温システムを採用しました。

おそらくこのシステムを利用している動物病院はまだまだ少数だと思いますscissors

 

このシステムを利用するようになって格段に手術動物たちの体温管理が容易になりました。

最近は獣医麻酔科医と勉強する機会を得てペインコントロール=鎮痛処置を含めたトータル的な全身麻酔についても学ぶところがあり、以前よりも安全でより有効的な手術管理が可能になってきました。

明らかに以前よりも良い手術が提供できていると私個人としても感触を得ていますrock

 

こういった手術設備については、なかなか皆さんにお目にかかることも少ないですが、実は手術器具をはじめ、年々改善を進めております。

さらに人工呼吸器を備えた新しい全身麻酔器も間も無く導入されます。

 

また後日、連載にてお伝えしていきますねmail

 

 

山本@獣医師