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2011年1月19日診療日誌

110119.JPGこの画像は、とあるワンちゃんの肺のCT画像です。

年末に診察したワンちゃんだったのですが、脾臓や肝臓に大きな腫瘍があったため、CT検査にて手術計画や肺転移の有無を調べました。

特に大型犬では、初期の肺転移は通常のレントゲン撮影では発見が困難なことがあり、CT検査にて見つけることもしばしばです。この子も肺転移を疑い、胸部CT撮影を実施しましたが、残念ながらすでに転移病巣があり手術は困難と判断しました。。

この場合に手術を行っても延命効果は得られず、動物に無理な苦痛と体力の消耗を強いるだけです。今回も飼い主様はこのままで緩和的な治療(鎮痛剤やサプリメント、食事療法など)に専念することになりました。いつも元気いっぱいだった子なだけに、とても残念な結果でした。。

山本@獣医師

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