木ノ下先生も無事に帰国しました
2018年11月17日診療日誌
連日診療で忙しい日々を過ごしておりましたが、木ノ下先生もアメリカでの学会から無事に帰国し、少し落ち着く事が出来ました。また色々お知らせもありますので、ご案内していきますね。
そんな日々の診療の1例ですが、急にご飯と食べなくなって水を吐くようになったとのことで、チワワちゃんが来院されました。
レントゲン写真がその子のものですが、食道で異物が引っかかっています。。食道梗塞であり、これは準緊急疾患です。
その日の夜に緊急で全身麻酔をかけ、内視鏡などで口からの摘出を試みましたが、残念ながらピックアップはできず。。
この場合、切開して摘出しなければなりませんが、比較的合併症の多い食道切開は出来るだけ避けたいので、胃切開を行い、そこから長い鉗子を挿入して、内視鏡で観察しながら口まで押し出して、なんとか無事に摘出を完了できました!
そして食道に手を出さずに摘出できたのは幸いでした。。
とりあえず緊急状態を脱出できましたが、現在は残った食道炎の治療のため入院が続いており、これも経過が良さそうなので近日中に退院出来そうです。
その他、連日手術が続いており、なかなか手術が困難な日々が続いていますが、みんな元気に退院してくれて、飼い主様からのねぎらいのお言葉を頂くと、次の日の活力に繋がる、そんな毎日を過ごしています。
山本@ここ半月はお休み返上だった獣医師