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2012年9月22日診療日誌

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珍しいこともあるもので。。

2日続けて別の患者様ですが、糖尿病の猫ちゃんが同時に来院され、現在入院中です。

 

2頭に共通しているのは、、、

one最近、食欲が減ってきた。その割に痩せてきたかも。

twoお水を飲む量が増えたおしっこの量も増えた

threeなんだか少し元気がない

 

といった内容でした。実はこの症状は典型的な猫の糖尿病の症状です。もちろん、これだけでは診断できませんので、各種血液検査と尿検査を実施します。

 

とくに1頭は糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)と呼ばれる危険な状態に近づいていたため、治療に猶予がありませんでした。本日は午後が休診なのですが、居残りで看病中ですsweat01

 

糖尿病は話せば長くなりますが、、、通常はインシュリン注射が必要なケースが多いです。検査項目も尿糖のチェックだけでなく、HgA1cと言ってヒトと同様の検査を行いますpaper

血糖曲線作成など、それぞれの結果を踏まえインシュリンの種類と量を決定し、飼い主様には注射の打つ練習をしていただき、ご自宅での治療となります。

そして残念なことに生涯にわたってインシュリン注射が必要なことがほとんどです。。(ごくまれに注射を必要としない猫ちゃんも居ます)

 

当院でも多数の糖尿病の患者様がいらっしゃいますが、どの子も経過良好で獣医師としては安心なところです。

今回の2頭の子たちも、他の子と同様、元気よく帰っていただけるよう、ただいま奮闘中ですdash

 

ちなみに、太っている子の病気と思われがちな糖尿病ですが、動物の糖尿病(特に犬)は必ずしもそうではありません!ご注意を!!

 

山本獣医師

 

flair以前はHgA1c以外にフルクトサミンと呼ばれる検査が主流でした。現在はこの検査はヒトでは使われなくなり、獣医療でも測定の機会が減りました。現在では血糖値や尿糖の測定以外に、これら平均血糖の結果からから長期的な治療を見据えていきます。また、猫ちゃんは興奮するだけで一過性の高血糖を示すため、これら平均血糖の値が診断にも有効ですね。