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2022年8月28日診療日誌

手術や検査を検討される時、飼い主様の懸念の1つが全身麻酔です。

我々もこの不安をできるだけ払拭いただけるような研鑽を日々重ねています。

そこで昨年導入したのが写真にある「神経刺激装置」です。メーカー担当者さんのお話では、人間の病院では多数納品しているが、関西の動物病院では当院が初の導入になったとのことです。

この装置は、痛みを感じる神経を探し、そこに局所麻酔を入れることが可能で、手術による疼痛を大幅に減らしてくれます。その結果、全身麻酔薬の使用量を減らすことができ、副作用や合併症を最小限にまで減らすことができます。

写真は、先日行ったトイプードルちゃんの膝蓋骨内包脱臼(通称パテラ)の手術の際に使用している様子です。

良好な神経ブロック麻酔が可能で、術中も術後に至るまで、動物に対する痛み・負担を減らせました。

整形外科だけに限らず、避妊手術など開腹手術などでも用いることができます。

当院の全身麻酔・手術では欠かせない装置の一つとなりました。

この装置を利用することになり圧倒的に血圧管理が容易になった獣医師@山本

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