ドライラボ
2014年2月14日診療日誌
「ドライラボ」と言う言葉があります。これは、実験動物などの生体を利用せずに、模擬体やPCなどで手術や実験を行なう事を言います。
今回は内視鏡のドライラボが開催されたので、各種実習を受けに行ってきました
内視鏡は、食道や胃の観察以外にも、異物の摘出や生検、栄養チューブの設置などに用いられます。何よりも、手術でお腹を切らなくて良いところが最大のメリットです
今回はマーゲンモデルと呼ばれる模擬体と、食品用の豚の腸を利用した実習で、各種操作方法などを少人数で実習しました。
この模擬体も意外と精巧にできており(一体40万円するそうです)、画像だけを見ると本物と見分けがつかないくらいです。なかなか貴重な体験をさせて頂きました。

実は内視鏡操作はそこそこ熟練が必要です
誰がやっても同じ血液検査とは異なり、内視鏡検査や超音波検査などは検査を行なう獣医師の技量が問われます。これは人の医療でも同様です。
それだけに技術を磨きたい!と考える獣医師も少なくなく、すんなり出来てしまうスマートさを身につけたいと私も日々思います。
今回の実習で、少し操作に迷いがあった部分が解消されました。今まで以上に内視鏡をスマートに扱えるようになったと確信しています
山本@獣医師