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2015年6月3日診療日誌

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最も遭遇する膝の整形外科疾患の1つが「膝蓋骨脱臼」と言う病気です。特に当院では小型犬の来院も多いので、膝蓋骨内方脱臼がそのほとんどを占めます。

 

この病気は基本的に無症状でグレードが低い場合は経過観察をされることもありますが、多くの場合、完治には手術が必要な病気ですhospital

 

術式は様々な手法が考案されており、現在の獣医療では画一的ではないものの、各獣医師の力量や経験に基づき、多くの術式で良好な成績が得られています。

一方で長年放置され重症度が著しい場合は、整形外科に長けた獣医師が執刀しなければ十分な回復が得られ無いこともしばしばです。

 

当院ではトイプードル、チワワ、ヨークシャーテリアなどの小型犬種が特に手術が多いと感じています。

その中に難治性の膝蓋骨脱臼を患ったわんちゃんも少なからず含まれており、府内の二次診療施設にて専門的な手術を受けて頂くこともあります。

 

今年は特に整形外科の勉強会に私は恵まれ、海外の専門医、国内の大学病院の外科医、二次診療施設の整形外科医の意見を聞く機会がありました。

加えて私のような街の獣医師がこの病気に対してどのような立ち向かっていくか、この病気をよく執刀する友人や得意とする獣医師と話をすることもあり、様々な条件下で対応できるべく、幅広い知識と適応力が必要な病気だと痛感しています。

様々な考え方がある中、自分が知るいくつかの技法に固執することなく、中立的に勉強を続けていきたいなとも感じています。

 

さて、偶然ですがこのブログを書いている時に、ちょうど3月に左後肢を手術をしたトイプードルさんが来院されました。調子は良好のことでこれから診察に行ってきますdash

 

山本@獣医師