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2022年1月5日診療日誌

主に心臓病の循環器診療には、レントゲン検査や超音波検査、心電図検査、必要に応じて血液検査などを実施します。

これに加えて重要なのが、「血圧測定」です。

人間の健康診断では一般的な血圧測定ですが、動物の血圧測定はいくつかコツがあり、その難しさゆえ、まだまだ普及していません。

そのコツですが、一番重要なのは「動物に緊張・不安にさせないこと」です。これは簡単なようで難しいです。

従来の血圧測定器は、手術室の麻酔モニターを用いてたため、どうしても動物たちは緊張が強く、動物の性格によっては正確な測定が難しいことがありました。

この血圧測定器は、どこでも測れること、測定結果にエラーや誤差が少ないことなども表示され、小型ですが超高性能なんです♪

なるべく飼い主様がお近くにいる環境の方が、犬も猫も緊張感が少ないため、当院では基本的に飼い主様が一緒にいられる診察室、もしくは待合室で血圧測定を行います。モデル犬のように飼い主様に抱っこしていただくのが一番です。

心臓病以外にも、腎臓病や内分泌疾患などでも測定が行われ、より良い治療の選択が可能になります。

山本@モデル犬のニトアちゃんは正常だったので安心した獣医師

【注意!】一部、ネット通販などで血圧測定器が安価(とは言っても1万円前後はしますが)に販売されています。自宅での血圧測定は理想的環境なのですが、測定値に非常にバラツキがあり推奨しておりません!お気をつけください!

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