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2020年3月21日診療日誌

オス猫ちゃんのお尻からの画像で恐縮です(^^;;

 

この猫さんは、尿道閉塞と言う非常に危険な病気があり、排尿状況もあまり良くなかったため、将来的にもこれらを改善するため会陰尿道造瘻術と言う手術を受けてもらいました。

 

この手術は、最も尿道閉塞を起こしやすい尿道先端を広く開放することが目的で、快適に排尿させることができるようになります。

 

これまで、Wilson法と言う術式が一般的でしたが、この術式から改良された「尿道-包皮瘻」と言う術式をこの猫ちゃんには受けてもらいました。

 

Wilson法も優れた術式ではありますが、この新しい方法をとることにより、時に起こる尿道開口部の慢性皮膚炎を回避することができます。

(Wilson法では、包皮も切除してしまうため、いわゆる「おちんちん」と言う構造はなくなってしまいます)

 

今回の猫ちゃんの手術も良好に経過しております♪

時に合併症がある知られる手術のため、良好に経過し、執刀医としてもホッとしています。

 

山本@この手術にはハヅキルーペの視野がちょうど良い獣医師

 

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