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2019年8月28日診療日誌

歯周病での治療のご相談がどんどん増えているノア動物病院です。

先日処置を行ったトイプードルくんのお口の写真です。

歯石が付着していますが、歯石除去だけで治療可能と判断されてしまうかもしれませんが、、、

口腔レントゲン撮影を行うと、、、

すでに歯槽骨は融解し、かなり進行した歯周病であるため、抜歯手術が必須になります。歯石除去だけでは見た目が白くなるだけで歯周病は治りません。。

結果、このトイプードルくんは、犬歯4本と近くの2本の前臼歯の計6本だけを残して、合計23本の抜歯を行い手術を終了しています。

 

しかし、本当はこのうちさらに4本は本来は抜歯手術が必要でした。

なぜ4本の手術を行わなかったというと、非常に全身麻酔の時間が長くかかってしまうからです。

 

往々にして、重症歯周病の動物はみな高齢犬の傾向があり、長時間の全身麻酔は合併症のリスクをあげてしまいます。

そのため、もう一度の全身麻酔が必要になりますが、安全のために、2回に分けて手術を行うこともしばしばあります。2回に分けた方がリスクが少ないと考えます。

 

このトイプードルくんも約1ヶ月後に残りの4本の抜歯のため、2回目の手術を受けてもらうことになりました。

幸い、全身麻酔も安定しており、全ての麻酔記録を保管しているため、2回目の方が安心なことも多いです。

 

でも、誤解のないようにお伝えしますが、歯周病治療とは本来抜歯手術を受けてもらうことではなく、正しいデンタルケアを飼い主様に学んでいただき、健康な歯を残すことが重要です。

抜歯手術は、救済できない歯周病のための最後の手段です。

 

そのため、当院では積極的にホームデンタルケアの啓蒙にも取り組んでいます。

当院には様々なデンタルケアに関するアドバイスをしています、ぜひ私たちと一緒に学んでいきましょう。

 

山本@本来は抜歯手術はなるべく避けて通りたい獣医師