ペットにおこなう かっさ療法
2019年1月25日診療日誌
「かっさ」という言葉を聞いたことはありますか?
知っている人もいると思いますが、 「かつ」はこする動作、「さ」はこすった後に皮膚表面に現れる赤点のこと。 専用のヘラを使って身体の表面を軽くこするだけで、悪い血液(お血)が表面に浮き上がってくるのです。
この治療法は2千年以上前から中国で民間療法として行われてきた中国伝統医術の一つです。 病気の治療や予防、健康維持、美容などに効果があるとされています。 悪い血液(お血)がたまると、痛みと冷えの原因になったり、そのまま放っておくと病気や腫瘍のもとになります。 かっさ療法を行うことで、お血が解消され内臓機能が活性化したり、本来持っている自然治癒力を高めることができるそうです。
人と同様にかっさ療法は動物にも応用できます。 動物の場合は「さ」を出さずに優しくこすることでリンパの流れを整えます。 実際にかっさを行っている愛犬WILLの写真を載せておきますね。 気持ち良さそうでしょう😄
池堂@獣医師