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2011年5月1日診療日誌

今回の東日本大震災にてたくさんの動物たちも被災しています。それは犬や猫だけの愛玩動物に限らず、牛や豚などの家畜にも暗い影を落としています。

我々獣医師は、動物病院にて愛玩動物の治療を主に担っておりますが、私の友人の中にはこの家畜の獣医師として東北地方で腕を振るっている者も少なくありません。(私は実は東北地方の大学出身です、多くの友人たちも被災しました)

もちろん、東北地方にて診療に当たっている動物病院の獣医師も、被災した動物を救うために連日奔走しております。

 

110502.JPGさて、そんな中、マイクロチップについてその重要性が見直されています。今回の震災において飼い主様と離れ離れになってしまった動物たちも数多くいます。誰の動物か分からないため、安易な処分等も出来ず、数少ない救護センターに運よく保護された動物たちがその日暮らしをしている状況です。

迷子札・狂犬病の鑑札札も飼い主様を特定するのに役立ちますが、残念ながら装着率は低く、外れてしまう、あるいは、誤って誤食してしまう危険性もあります

そこで体内に埋没し半永久的に機能するマイクロチップが見直されています。これは十数桁の識別番号が入ったチップを首筋に挿入し、専用のリーダーを用いればこの識別番号が確認できるものです。

当院でも時々、雷や台風の翌日に迷子犬の問い合わせや届出を受けることがありますが、まず最初に確認するのがマイクロチップの有無です。識別番号を確認できれば飼い主様の特定が容易にできます。

 

動物保険の中にはマイクロチップが挿入されていると割引が適用されることもありますので、保険に加入されている患者様にとってもご負担を軽くすうることもできます。(加入会社にご確認ください)

 

マイクロチップの挿入がされていない動物はこの機会に検討してみてはいかがでしょうか?むしろ、できることなら多くの動物たちに普及すること願っています。

 

詳しくはこちらのホームページもご覧下さい。

 

山本@獣医師

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