毎年恒例のがん学会に出席しました
2015年1月26日診療日誌
昨日は診療をお休みさせていただき、第12回日本獣医がん学会に参加してきました
会場では、いつもの見慣れたメンバー(私の同期)の他に、どうぶつ眼科専門クリニックのアメリカ獣医眼科学専門医の辻田先生や、当院の病理診断をお願いしているアメリカ獣医病理学専門医の田邊先生にもお会いできました。
今回のメインテーマは「副腎腫瘍」と言う病気で、決して多い病気ではありませんが、治療に手術を決定するのが難しい点、また手術や術後管理の難易度の高さなど、苦戦を強いられる病気として獣医師は認識しています
今回の学会でもこれらについて専門家のディスカッションがあり、私もいくつかの点で知識をアップデートできました。
当院でも副腎腫瘍で現在も通院中の動物たちがいますので、早速ここで得られた知識を活かしたいと思います。
ちなみに、私の同期がこの学会の画像診断部門を任せられ、日本国中の腫瘍科に尽力する数百名の獣医師の前で教育講演を行いました。
経歴たった10年でこの舞台に上がった彼は、友人として非常に誇らしいです
私は豊中市のただの街の獣医さんですが、同期や先輩、そしてご縁を頂いた専門医の先生方に支えられ、ここで診療を続けてられています。少しでも私たちの前にやってくる動物たちにより良い診療を受けていただけるよう、私自身も精進していきます。
山本@獣医師