手術機材のメンテナンス
2017年2月7日診療日誌
診療の隙間を見て手術機材のメンテナンスを行っています。
手術で使い器具や電気デバイスは定期的にチェックしてやらないと、いざという時に本来の性能を発揮してくれません。
先週もチワワちゃんの「膝蓋骨内方脱臼」、俗に「パテラ」と呼ばれる病気の手術を執刀しました。
その際に写真に出した最小サイズの骨のみで手術を行います。
チワワちゃんくらいの体重になると手術も非常に繊細で、術後にこの骨のみで形成した滑車溝の幅をレントゲン撮影にて測定してみると、わずか4.25mmでした
伝統工芸士にまた一歩近づきました
今も昔も変わらず膝の手術と言えば「膝蓋骨内方脱臼」が最多で、「前十字靭帯断裂」はその次に多く、これらの器具は休む暇なく活躍してくれています。
当院では骨のみはミリ単位で揃えており、各種動物の体重、骨のサイズに合わせて手術が対応できるように準備しています。
山本@次の整形外科は股関節形成不全により大腿骨頸部切除を執刀予定の獣医師