レッグ・ペルテス病(大腿骨頭壊死症)
2016年11月28日診療日誌

診療日誌の更新が止まっていました、こういう時は診療で忙しくしているため山本獣医師は頑張っている!と思っていただき、どうかご容赦をm(_ _)m
さて、2頭続けて同じ病気が続きました。2頭とも1歳弱の若いワンちゃんですが、後ろ足の痛みが引かないので診て欲しいとのことで、来院されています
こちらでも再度レントゲン撮影をした映像がこの写真です。
この病名は「レッグ・ペルテス病」もしくは「大腿骨頭壊死」と呼ばれる病気です
大腿骨頭に血液が供給されなくなって壊死してしまい、痛みのせいで足が使えなくなります。昔から知られている病気ですが、残念ながら詳しい原因やメカニズムは分かっておりません
そのため、壊死した大腿骨頭を切除する手術が一般的に行われています
人工関節の手術をご希望される一部の飼い主様を除いては、当院において「大腿骨頭・骨頸部切除術」を実施します。歩き出すまでに少し時間はかかりますが、多くの子が時間の経過とともに走ったり飛んだりも出来るくらいまで回復します。また当院では術後翌日からリハビリを開始します。
1頭目にお越しいただいたわんちゃんが先日退院しましたが、入れ替わりにまた別のわんちゃんの診察となりました。12月に手術予定です。さて年末まで止まらず走っていきます
山本@内科肌とは言うものの、整形外科もやっぱり好きな獣医師