第３回 浪人生活
2021年10月1日院長のコラム
第3回 「浪人生活」
2021年 秋
さて、高校3年生で偏差値49、模試でE判定しか貰えない私に待っていたのは、当然の浪人生活でした。当時、獣医系を擁する大学に合格するには偏差値62は最低ラインで、49の私にとってはクラスの上位数名の未知の領域でした。
とにかく勉強ができないと前に何も進まないことから、大阪市内の某予備校へ通うことを決心します。その予備校は良くも悪くも小さな学校で、金髪、筋肉ムキムキ、予備校寮で男女同棲、など、おまえホンマに勉強しに来たん？と言うイロモノが揃った学校で、たまに一緒に出かけて悪いことも（＾＾；；
そんな中でも、腐らず、机に向かい、真面目に講義を受け、勉強を重ねていきました。幸い、戦友と呼べる友人にも恵まれ、勉強に遊びにと濃密な時間を過ごしました。
そして、夏休みに入った頃に模試を受けると、これまでE判定だったのが、なんと初めてC判定が出ました。今まで1年以上E判定しか見たことなかった私にとって、かなり衝撃的で、えっ！俺にも可能性があるの！？とこの時、初めて感じることができたのをよく覚えています。
学費を工面してくれた親には内緒ですが、ようやくそこから本気で勉強するようになり(笑)、本来勉強自体は好きでは無い性格でしたが、徐々に数学や生物、物理など得意科目が強くなってきました。
