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2022年10月9日診療日誌

先日、歯石が付着していると他院で指摘され、当院での専門的な施術を希望されたワンちゃんのお口の写真です。

確かに歯石は付着していますが、それ意外にも病気が隠されていました。

わかりやすい場所を黄色の矢印で示しましたが、歯の先端が一部欠けているように見め、これが色々な歯で認められる状況です。

この病気は、「エナメル質形成不全」と呼ばれる病気です。

明確な症状をあまり出さないため、見逃されがちな病気の一つです。

治療には、口腔レントゲン撮影などを確認の上、専用の修復剤や機材を用いたコンポジットレジンにより弛緩修復が必要です。

合わせてスケーリングなどの歯周病治療を実施し、綺麗に治療を完了できました。

最近は、歯のトラブルに敏感に察知され、遠方からでも当院の治療に来院される飼い主様も増えてきました。

それだけ、皆様がお口のトラブルについて気を付けていただいているものと思います。

当院でもより良い歯科治療を提供できるよう、この先も研鑽を重ねてまいります。

山本@明後日から手術用・歯科治療用顕微鏡のデモンストレーションに入る獣医師

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