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2018年9月12日診療日誌

トリマー看護師の中西です。

前回も私んちのごんのお話をさせていただきましたが、今回もその後のごんを書かせていただきます。

乳腺がんを患っているごんは、夏頃から呼吸が荒くなってきました。乳腺がんが肺に転移しているようです。

いろんな考えがあると思います。抗がん剤を使った積極的治療から、何もせずに自然に行方を見守ること。どの答えを出したとしても、その子の事を一番に考えて出した答えに間違いはないと思います。「その中で」私はごんの年齢、性格、現状を熟考し、対処療法で生活のクォリティを維持し見守ることを決めました。

1ヶ月ほど前から呼吸数が徐々に増え、k/dシチュー缶はよく食べてくれますがドライを食べなくなり、お気に入りのデスクの下で何度も寝返りを打って落ち着かず、ソワソワしている様子を見て先生に相談しレンタル酸素を借りることにしました。

私が動物病院で働き出した頃はレンタル酸素のサービスなんてありませんでしたが、今は動物医療も発展しそれに繋がるサービスも充実してきたことに感謝です。ごんにも自宅で酸素テントを用意してあげることができました。

レンタル酸素業者に予約の電話をし、酸素濃縮器本体は受け取りに行くことも、届けてくれることもできます。大きさは43×49×33cm、重さは25キロ。保育器のようなゲージも借りることができますが、私はごんの好きな息子のデスクの下に透明ビニールを囲ってテントを作りました。トイレとご飯と寝床にマットを敷いて居心地を良くし、酸素濃縮器にホースを繋いでテントの中にホースを止めました。

酸素濃度も安定してきたところで、ご飯を用意しテントの中であげました。

満足したようにぺろっとご飯を平らげ、横になってスヤスヤ寝ている様子を見ると、酸素を借りて本当に良かったと思います。外に出たそうにすることもなく、呼吸は多少早いものの寝返りもせず気持ちよさそうに寝てくれて、食べなかったドライフードも食べるようになりました。

テントから出るとやはり苦しそうです。食欲があることが救いで、天寿を全うするその日までテントの中で快適に過ごせるように家族で見守っていきたいと思います。