鍼治療中の風景
2018年2月16日診療日誌
今日は鍼治療に通院されているチャッピーちゃんをご紹介したいと思います。

チャッピーちゃんは15歳のおじいちゃん犬で7年前から当院に通院されています。
この7年間はあらゆる病気と向き合ってきた日々でもありました。
生死をかけた手術を乗り越えたり、食欲不振や腹痛と闘ったりと数々の紆余曲折を経てチャッピーちゃんの今はあります。
最近では腎臓病で点滴をしたり、年齢と共に足腰が弱ってきたので鍼治療や漢方薬、生薬の入った食事を始めました。


するとそれまで食事の食い付きが悪く、何を食べさせたら食べてくれるのかわからなかったチャッピーちゃんが、よく食べるようになり元気も出てきたのです。鍼治療前には立ち上がることができなくなっていましたが、治療を始めた今では立ち上がりがスムーズになり、しっかり歩くことが出来るまでに後ろ足の状態は改善しています。
お散歩が大好きなチャッピーちゃんは最近小走りもするそうです♪
飼い主様に治療に対する感想をお聞きしたところ、『西洋医学はもちろん必要と考えながら、その中で自然治療の一つの選択肢として東洋医学を取り入れながら、一日でも長く愛犬と過ごせたら・・・と考えています』とお答えを頂きました。
チャッピーちゃんと飼い主様が笑顔で過ごせるよう、これからも微力ながらお手伝いさせて頂こうと思います。
池堂@獣医師