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2012年7月15日診療日誌

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以前から当院で診察をさせて頂いている猫ちゃんのお話ですcat尿道閉塞膿胸といった生死をさまよう病気を今まで戦ってきた猫ちゃんです。それ以来、飼い主様とも長いお付き合いなのですが、先日久しぶりに来院されました。

 

先日から食欲がないとのことでした。各種検査の結果、腎臓腫瘍の疑いが強くなりました。

腎臓腫瘍は、造血を促進させるエリスロポエチンと呼ばれるホルモンを放出することが多く、血液が濃くなり、いわゆるドロドロ血液の状態になります。こうなると動物たちは体調不良を訴え、食欲が低下することが多いです。

腎臓腫瘍の場合、基本的に手術で摘出することが最良の選択です。(ただし、リンパ腫の場合は抗がん剤治療をお勧めします)

CT検査を実施したところ、幸い肺転移なども認められず、腫瘍も大きな血管を巻き込むことなく腎臓単独での摘出が可能と判断できたため、右腎臓全摘出術を実施しました。

 

さてご本人さんは、術後の経過は良好で翌朝からしっかり療法食を食べてくれています。おしっこは残された左腎臓が作ってくれていますが、今朝排尿も確認でき、腎機能も良好の様子ですup

術後、しばらくは入院下での治療が続きますが、この分だと早くおうちに帰れそうですnote

13歳と高齢な猫ちゃんなんですが、またひとつ大きな病気を乗り越えてくれてホントに嬉しいですhappy01

 

山本@獣医師