前十字靭帯症の手術(TPLO)
2023年12月22日診療日誌
しばらく診療日誌の更新が途絶えており失礼いたしました。いや、ホントに忙しい日々を送っております。手術など大変お待たせして申し訳ありませんが、徐々に対応力を強化しています。合間を縫って、また皆さんにお伝えしたいことを書いていきますね。
さて、8歳の柴犬さんが、突然、後ろ足を庇っているとのことで、来院されました。
結果、「前十字靭帯症(前十字靭帯断裂)」と診断し、手術を実施しています。その経過のレントゲン写真が以下の通りです。
術式はいくつか考案されているものがあり、それぞれにメリット/デメリット、向き/不向きがあります。
動物のキャラクターやレントゲン検査で得られる情報からこれらを検討し、術式を決定します。
当院では、こういった整形外科手術を多数引き受けており、リハビリまで一貫した管理が可能です。
特に最近目につくのは「膝蓋骨内方脱臼」、通称「パテラ」と呼ばれる病気で、この病気も手術を実施する線引きが悩ましく、当院に相談に来院される方が多いです。
足腰の手術で悩まれている飼い主様は、遠慮なくご相談くださいね。
山本@もっと上手な外科医になりたいと日々精進の獣医師