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2022年7月3日診療日誌

先日、歯科治療をご希望され実施したMix犬のお口の写真です。

所々、歯石の付着を認めますが、それほど汚くもないように見えます。

ところが、、口腔専用のレントゲン撮影を実施すると、、、

至る所で歯槽骨の融解を認め、重症の歯周病と分かりました。

多数の抜歯を行わないと、顎骨の骨折などさらに被害が拡大する状況でした。

このように肉眼的に綺麗に見えても、口腔レントゲン撮影を行うと非常に悪化しているケースも多々経験します。

こういったケースで、一般的な歯石除去やスケーリング・ポリッシングだけを実施しても歯周病は治りません。。

こちらの飼い主様も、当院で健康診断・歯周病検査の結果、見た目は綺麗だが歯周病の可能性が出たため、全身麻酔にて歯科治療の実施となりました。

最近、歯周病治療をご希望され当院を初めて受診されるケースも増えております。治療実施まで少しお待たせすることもありますので、気になられた方は早めの受診をお願いいたします。

山本@最近、避妊手術や去勢手術より口腔外科を執刀するケースが多い獣医師

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