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2019年4月22日診療日誌

春のフィラリア予防と狂犬病ワクチン接種で、診療が多忙を極める日々が続いていますが。。

そんな中、健康診断を受けてくださった動物たちの結果に目をやると、あれ!?とか、まさか!?とか、ハッとする結果を時々目にします。それだけ獣医師としても予想外だったりしているのですが。。

 

そんな中の1例ですが、皮膚に出来たジュクジュクについてご相談を頂いたワンちゃんのお話しです。あまり良くならないと来院されました。

 

通称「スキンタグ」と呼ばれる病変で、完治するには小さな傷ですが手術を行う必要があります。

そのため、全身麻酔に必要な一通りの検査を受けていただいた訳ですが、その中の腹部超音波検査にて脾臓にかなり大きな腫瘍が形成されていました。もちろん本人は無症状で、我々もまさか!?の結果です。

 

皮膚病ももちろん治すべき相手ですが、こちらの方がより深刻で、出来るだけ早期に脾臓の摘出が必要となり、先日無事に手術を終えることができました。

 

ちょっとした皮膚病なので、手術をするまでもなく内服や外用薬で様子を見ながら経過を見る、と言う選択肢もあったかもしれません。

完全に綺麗に治すには手術が必要なんです、と説明させていただいたところ、飼い主様も少し悩まれましたが同意を頂き、その中で様々な術前検査を行うのですがそこで発見できた病気です。

脾臓の腫瘤は良性でも悪性でも、最終的には生死に直結することがあり、大きくなっているのであれば早期に切除を行った方が良い病気です。

厄介のなのは無症状のまま病気は悪化していっている点で、飼い主様も獣医師も途中で健康診断や検査がなければまず気づきません。

 

変な話ですが、このちょっとした皮膚病がこの子の運命を変えてくれました。

 

山本@春のフィラリア予防・健康診断で様々な病気の早期診断の機会に遭遇している獣医師