リハビリ
2012年10月21日診療日誌
こんにちはリハビリ担当看護士・佐藤です
今日は亜美ちゃんをご紹介します いつもクールな亜美ちゃんがこの表情、貴重です~
亜美ちゃんはおよそ1年半前、お散歩中急に後ろ足が立てなくなりました
MRI検査の結果、脊髄の広範囲に異常がみられ『後ろ足はおそらくもう歩けない』との診断でした
前足も突っ張りがあったり、支えが弱く、初診時は横になっていました
車イスに乗るため、前足を鍛えるべくリハビリを始めました
ヨチヨチからのスタートでしたが、今は車イスを乗りまわしているそうです 坂道も登っていくんですって すごーい
後ろ足は、陸で歩行できるまでは回復していませんが、最初は水中トレッドミルの中でも流されっぱなしだったのが、最近は踏み出す動きがでてきています
立ったままの姿勢をキープできたり、弱かった反射が強く出るようになったりと、変化があり、薄くなっていた筋肉もずいぶん分厚くなりました
亜美ちゃんの麻痺は本当に急でした。 そのときの飼い主さまの気持ちを考えると胸が痛くなります。
亜美ちゃんも、シュナウザーさんは細くて長い足なので、前足で移動するのは慣れるまで苦労があったと思います
これからも今の状態がキープできたらいいですね
あ 亜美ちゃんはお家では同居のワンちゃんにガゥウと言ったり、ごはん大好きな情熱的な女の子なんですって
病院ではおとなしくて、リハビリもたんたんとこなすクールでまじめな子なんですが(笑)
いつもこのギャップに笑っています
横になっている⇒伏せる⇒座る⇒立つ⇒歩く 姿勢には段階があります
一つでも上の姿勢を目指す大切さを、改めて亜美ちゃんから教わった気がします
佐藤@動物看護士