犬アトピー性皮膚炎の減感作療法を実施中です
2014年9月20日診療日誌
長らく更新が途絶えました、スミマセン。。。
8月から重症の動物たちの来院が続き、緊急手術や内視鏡検査、抗癌剤治療など息つく暇がありませんでした。
幸い、みんな元気に退院して行きましたので、少しノア動物病院も平穏を取り戻しつつあります
さて、モバイル会員の皆様には先行してご案内していますが、犬アトピー性皮膚炎の減感作療法を開始しました。
今までにもこの『減感作療法』と呼ばれる治療方法はあったのですが、きちっと認可が降りた薬剤での治療は日本初になります
減感作療法とは、原因となるアレルゲンをごく少量から投与していくことにより、そのアレルゲンに慣れを作る治療です。ヒトのアレルギー治療では一般的な方法です。
この治療の素晴らしい所は、従来まで使っていたステロイドや免疫抑制剤の使用を控える事が出来る可能性を秘めている点です。
このたび、アトピー性皮膚炎の主な原因となるハウスダストマイトに対する減感作療法が可能になりました。
モバイル会員様にご案内したところ即日で事前検査に来院される飼い主様も数名いらっしゃって、その後も治療のご相談を多数頂き、反響に驚いております
現在、複数の飼い主様で治療を開始させて頂いております。
治療にはアトピー性皮膚炎の確定診断の上、事前に血液検査に来院頂く必要があります。詳しくは獣医師までご相談ください。
山本@獣医師