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2020年9月28日診療日誌

昔から変わらない技術もありますが、医療分野ではAIやビッグデータを用いた解析が時代とともに進んできています。

特に我々のような施設の動物病院においても、テクノロジーの発展によって医療の質がどんどん向上してきています。

 

今回、当院の超音波診断装置を動物医療の中では最新機種に更新しました。

早速その実力を目の当たりにしていますが、非常に驚いています。

 

私自身、当院でこの機種が4代目になりますが、最新機種の画質の良さ、分解能に驚いています。

早速ですが、先日から3件続いている膝蓋骨内方脱臼の手術にてこの機種が活躍してくれています。

 

 

この手術を行うにあたって、当院では2種類の神経ブロック麻酔を行なっています。

この局所麻酔により、全体としての麻酔薬の使用量を軽減でき、少ない麻酔薬は副作用や合併症を減らし、安全な全身麻酔が可能になります。当院での全身麻酔が安全に実施できる一つの秘訣です。

 

画面はそのうちの1つ、坐骨神経ブロックの様子です。

画面では伝えわりにくいですが、以前の機種ではここまでのクリアな画質は得られませんでした。

画質が綺麗ということは、術者の手元を助けてくれ、より確実な投与ができるようになります。

 

他にもこの機種の良いところをたくさんお話ししたいのですが、非常にマニアックでして長くなるのでこのへんで(^^;;

 

山本@超音波検査はたぶん得意な方と思っている獣医師

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