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2020年2月22日診療日誌

先日、ご紹介で診察したチワックスちゃんです。

 

写真1枚目の目頭にピンク色の丸いものが見えますか?

これは瞬膜腺が突出する病気で、通称「チェリーアイ」と言われる病気です。

 

この病気は一般的には手術で治療を行いますが、これまでは点眼のみの処方しか受けておられず、残念ながら1年以上も放置された状況で、飼い主様が本当にこれで良いのか不安になり、当院へ治療についてを改めてご相談に来院されました。

このまま点眼剤だけでは完治は見込めないため、手術の必要性を説明し、チェリーアイの整復術を当院にて実施しています。

 

実はこの手術は非常に繊細な操作があり、通常の避妊や去勢手術で使う器具だけは難しい手術です。

縫合糸も髪の毛と変わらないくらいの細さの糸を用い、手術器具も専用のマイクロ器具を用います。

私自身も2.5倍の拡大鏡で術野を確認しながら丁寧に縫合していきます。

 

そして術後の写真がこちらです。

この通り、きれいに元どおりの可愛いお顔に戻りました♪

医療的な派手さは無いのですが、なかなか再発率の高い病気なので、うまく治ってくれてホッとしています。

全ての病気を手術で治すわけではありませんが、放置されることも悩ましいところです。

もちろん、長期で管理する病気もたくさんあります。

 

なにかご不安なことがあれば、当院ではセカンドオピニオン枠も予約制で設けていますので、お気軽にご相談ください。

 

山本@次は45kgのセントバーナードちゃんの手術が控えている獣医師

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