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2019年8月30日診療日誌

当院では、手術内容や痛みの程度、年齢や状態に合わせて、最適な鎮痛処置が可能になるように様々な種類の鎮痛剤を準備しています。

 

みなさんに馴染みがあるのが、薬局や一部のドラッグストアで購入できる「ロキソニン」などは、一度は服薬されたこともあるとは思います。

動物医療にも同様のお薬が古くからありますが、その作用時間や利き方も少し違うため、痛みの種類に応じて使い分けます。

 

また、写真にも小さく写っていますが「モルヒネ」も、戦争映画などで時々聞かれたことがあるかもしれませんね。

これは麻薬性鎮痛剤と言う強力な鎮痛剤で、大きな痛みを伴う開腹手術や整形外科の手術では必須の薬剤です。

最近では局所麻酔薬によるブロック麻酔も併用することが多く、当院でも避妊手術や去勢手術を含め多くの症例でブロック麻酔を実施しています。

 

写真に出したものは主に注射剤で、この他にもない服薬もあり、当院が備える鎮痛剤はざっと20種類に及びます。

 

繰り返しですが、当院では、簡単な避妊手術や去勢手術から、多くの痛みを伴う整形外科手術や開胸手術など、これらの鎮痛剤を状態や年齢に応じて使い分けることにより、動物の苦痛を最小限に止めるよう今後も努力を続けます。

 

山本@自分も頭痛持ちで痛いのが大嫌いな獣医師

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