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2019年6月15日診療日誌

またまた偶然の発見が続きます。

歯科処置を受けるため、とあるミニチュアダックスくんが全身麻酔前のレントゲン検査で、肺に4cm程度の「影」が見つかりました。。

本人はいたって元気一杯で、咳や食欲不振などもありません。

歯科処置ももちろん重要な治療の一つでしたが、胸部に映る「影」も見逃せない病気です。

すぐにCT撮影を行ったところ、肺腫瘍が強く疑われました。

飼い主様に説明し、当院にて左肺後葉全摘出を行っています。

術後経過も問題なく、6日目に無事退院できました。

病理検査結果は残念ながら肺がんの診断でしたので今後も引き続き経過観察が必要ですが、この病気も歯周病治療を飼い主様がご検討いただいたので無症状の状態で早期に発見できました。

特に肺がんは無症状で孤立して発見した場合の方が術後の予後も良く、この子もまだまだ頑張ってくれると信じています。

 

またまたですが、歯周病治療が肺がんを早期発見に導いてくれました。

 

山本@4月から様々な外科手術の執刀が続く獣医師

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