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2011年12月18日診療日誌

111218.JPG左の用紙は病理診断の結果、悪性腫瘍が判明したとある診断書です。病理検査を実施した全ての飼い主様に写真と同様の診断書をお渡ししています。

さて、最近、腫瘤(デキモノ)切除の手術が続いたのですが、摘出した腫瘤はたいてい病理検査に送ります。

病理検査では、摘出されたものが何だったのか?腫瘍であれば悪性なのか良性なのか?完全な切除、取り残しがないか?などの診断を出してくれます。

一般的に悪性のものは、腫瘤が大きく、短期間の間に成長していくケースが多いため、小さなイボ程度のものだと、悪性ではない→手術を急がない、と判断されるケースもしばしばです。

先日、とあるマルチーズちゃんの飼い主様が大きさにして数ミリ程度の小さな腫瘤をおっぱいの近くに1つ発見され、診察にいらっしゃいました。

いくつかの可能性や選択肢を提案させていただき、最終的には手術で切除しようと言うことになりました。

ワンちゃんの乳腺腫瘍は半分が良性、半分が悪性と言われています。(ちなみにネコちゃんは8割以上が悪性と言われています、最近の国内の報告は少し変わりつつありますが、、)

このワンちゃんも腫瘤の大きさは小さいですが拡大的な手術を実施、その病理検査の結果は悪性だったので肝を冷やしました。

もし手術をせずに様子を見ていたら、、、手術を行っても部分的な切除手術だったら、、、。今回は非常に早い段階で完全切除を実施することができ、飼い主様と一緒に結果を見て手術の決断は間違っていなかったと、非常に喜びました。

腫瘍は大きさだけで判断してはいけない、大切なことを再確認できました。皆さんも動物たちにデキモノを触ることがあれば、早めに獣医師の診察を受けて下さいね。

山本@獣医師