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110927.jpg府内でも遠くからわざわざ当院を受診してくれているウェルシュ・コーギーちゃんのお話ですdog

肝臓の数値が上昇してきたとのことで、ご相談に当院を受診されました。各種検査の結果、肝臓腫瘍の疑いが強いことが判明。。。

 

手術による摘出が可能かどうか、CT検査を行いました。その3D画像が左の写真です。画像の上が頭側、下が尾側、ちょうどお腹から見た映像になります。上半分には肋骨と肋軟骨が見えます。

画像中央のやや右側、赤く見えるのが正常な肝臓組織でその左側にある紫色の塊が腫瘍化した肝臓です。

検査の結果、後大静脈と呼ばれる大事な血管まで腫瘍が蔓延っていたため、残念ながら手術での摘出は困難と判断しました。。。

残念な結果でしたが、今後はQOLの維持や疼痛の緩和など、温存的な治療に専念していこうと言うことになりました。

 

肝臓腫瘍は、特に右側が大きい場合は、大事な血管まで巻き込むケースがあり、手術が出来ないまでに至っているケースもしばしばです。大きさが小さかったり、限定的であれば手術による摘出も可能で、当院でも術後も良好で今もなお元気なワンちゃんもいらっしゃいます。

 

もうだめかもな、、、手術はしたくないな、、、と思いの中、飼い主様は迷われ、最終的にはCT検査を受けたいとの希望で検査を実施しました。この結果を受け入れ、ここまでの過程を十分理解されておられました。

 

治療が叶うことはありませんでしたが、今回の検査より自分のワンちゃんの状況をきちっと理解された上で、手術をしないことを決めることが出来たことに、納得が得られたと思います。

 

おそらくこの子が天命を全うする日は決まっています。その日まで元気よく食べたいものを食べ、健やかな日々を過ごしてくれるよう私たちはフォローを続けていきます。

 

山本@獣医師