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2013年3月26日診療日誌

3月下旬に入り、フィラリア検査と狂犬病ワクチン接種が本格的になってきました。特に週末はお待たせする時間が長く、皆様にはご不便おかけして申し訳ありません。。

平日の午後の診察時間は比較的待ち時間が少ないのですので、平日午後の来院をおすすめしております。

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さて、そんな中でも病気の動物たちの来院は続き、先日は非常に診断に苦慮するケースに遭遇しました。。

 

院内の各種検査より腫瘤性病変を発見し、葉月会(動物医療・救急医療センター)にてCT検査を実施しました。

医療センターの院長とディスカッションを重ねた結果、最終的には針吸引検査を実施し、細胞診および遺伝子検査からリンパ腫と言う血液のガンと確定診断されました。

 

リンパ腫は猫に犬にも発見される比較的遭遇する機会の多いガンのひとつです。多中心型、消化管型、皮膚型、前縦隔型など複数のタイプがありますが、診断に苦慮するケースは多くはありません。

ところが、今回のケースは甲状腺癌と非常に類似した結果を呈し、葉月会を連携し診断・治療に至るまでのプロセスを慎重に進める必要がありました。

 

本日、全ての検査結果が揃い、ようやく治療方針を固めることができました。まだまだ元気なワンちゃんなんで、飼い主様もこれからの治療を応援していきたいです。

 

山本@獣医師

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