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2013年12月27日診療日誌

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皮膚病って言うのは、ホントに多岐に渡ります。特に、

・なかなか治らない

・高齢である

・他にも病気の疑いがある

などが理由としてあると、意外と皮膚病ってのは複雑になります。初診で診断・治療に至らないケースもしばしばです。

 

さて、写真はワンちゃんの耳の内側ですが、丸いかさぶたがあるのがわかりますね。さて、この病気は何でしょう??

 

ってなことを、獣医師は飼い主様から色々聞き出し、原因を探って行きます。

私もこの子を診た時、ピンときましたので各種検査を用意し、診断を出しました。答えは「皮膚糸状菌症」と言うカビの病気です。この病気、非常に治りにくいことで有名でなかなかの厄介ものです。

 

実はこの病気、即診断が出せるケースと出せないケースがあります。そこで出来るだけ迅速診断が出来るようにするため、様々な検査キットがあるのですが、それでも最短でも数日は要します。そこで力を発揮してくれるのがウッド灯flairと呼ばれる検査機械です。

 

滅多に出番の無いかわいそうな検査機(笑)なんですが、皮膚糸状菌症の初期診断には有力ツールです。この原因真菌であるMicrosporum canisが蛍光色に発光する特徴を利用した検査なんです。ただし、単なるフケが発光することもありますので(偽陽性と言います)、問診や視診、その他の検査から総合的に判断します。

これにより、迅速診断が可能で、来院初日からすぐに治療に移れます。とは言ってもなかなか完治しないので、治療には長期間かかります。。我々が診断させて頂いた動物を飼われている飼い主様も、ご家族全員が皮膚科に通われた方もいらっしゃいます。。

 

このような円形の脱毛と発赤を伴う病変は要注意ですpaper

 

山本@獣医師