診療日誌

高齢動物の血尿は要注意です

昔から長く通院されているMIX犬の話です。

突然血尿した、とのことで先日当院を受診されました。詳しくお話しを聞いても、元気だし、頻尿などの膀胱炎症状もないし、血尿以外は問題ない、とのことです。

幸い、外ですぐ排尿をしてくれたので尿検査を行いましたが、顕微鏡中に妙な細胞を検出しました。詳しく分析するために、細胞形態をより判別しやすくする「ライト・ギムザ染色」と言う染色を実施したスライドが写真の2枚です。

明らかに異型性を伴う細胞が採取されており、いくつかは平板上に集塊を形成していました。

この細胞は通常の尿中には検出されるものではなく、すぐに詳しい検査が必要なものです。

このまま超音波検査を実施した結果が次に示す画像で、膀胱内に直径2cm程度の石灰化を伴う腫瘤病変を発見しました。

実は、この時点で膀胱腫瘍の疑いが強くなります。。

さらに精密検査の実施するため、これら尿の病理医による細胞診やCT検査なども考慮されましたが、飼い主様と様々な検討を重ね、発見から翌日に膀胱部分切除の手術を行う事ができました。

そして手術から3日目には元のように排尿も戻り、元気に退院していきました。

つい先日、病理検査の結果が届き、懸念していましたがやはり膀胱腫瘍の1つの「移行上皮癌」と判明しました。

この腫瘍は、動物の腫瘍の中でも極めてたちの悪い癌の1つです。最初の尿中の細胞よりこの病名が示唆されていたため、飼い主様には早期の手術のご提案をさせていただきました。悪性度が高く、末期の動物は耐え難い苦痛と戦っていく必要がある病名だからです。

 

血尿でやってきたら実は癌だった、、、と言うのが今回の結果ではあったのですが、今回も初診時の検査結果よりこれらを強く疑いましたので、飼い主様には突然のお話だった事を重々承知しておりましたが、早期の切除をご提案させて頂きました。

飼い主様には翌日には手術のご決断をいただき、発見から翌日には摘出を行う事ができました。

 

なるべくなら手術は回避したいものです、私も大型犬の飼い主としてその思いに変わりはありません。私も非常に高齢な動物や末期病態であれば、積極的な治療は行わず敢えて「引き分け」に持ち込むこともあります。ただ一方で、なるべく早期に切除することで、その後の生活の質や一緒に居られる期間は大きく変化します。

 

今回は飼い主様の迅速な判断が功を奏してくれました。このまましばらく再発がなく過ごせるか、一緒に見守っていきます。

 

山本@腫瘍の診察は「病気」と「飼い主様」の間でいつも一緒に悩んでいる獣医師

デンタルケア教室の成果がでています!

今回はデンタルケア教室に参加してくれている「きなこちゃん」の成長をお伝えしたいと思います。

7ヶ月のきなこちゃんは今回が2回目の参加で、1回目終了時の目標は「次回までに歯磨きペーストを使用して口の中を自由に触れるようになること」でした。

 

 

1カ月間、ご自宅でがんばってもらった結果…歯磨きペーストが大好きでチューブを見せたら寄ってきてお座りをするほどに。自宅でのデンタルケアの様子を再現してもらうととてもリラックスした感じで行えていることがうかがえました。

 

 

 

第1ステップは大成功です。次回までの目標は「指で歯を擦れるようになること!」

1か月後の成長がとても楽しみです。

当院では子犬を対象にデンタルケア教室を開催しています。完全予約制で個別対応となっています。ご興味のある方はぜひお問合せ下さい。(1歳を過ぎている子でも対応させていただくことがあります。ご相談ください。)

http://noah-ah.jp/wp-content/uploads/d8b377b26dcd820d9c11cb129ceeb1ef.pdf

木ノ下@獣医師

春は始まりの季節です(^^)

みなさんこんにちは。

今週は少し肌寒く、麗らかな春の日とまだまだ居座る冬の日が交代でやってきましたね。

徐々に花粉も舞い始めてきていますので、長い冬が終わるのももうそろそろではないでしょうか。

春が待ち遠しいですね!

 

さて、今回は3/17に開催されたパピーパーティのご様子を皆様にご紹介させていただきます。

この日に参加してくださったわんちゃんは全部で3頭、みなさん初めてのパピーでした。

抱っこの仕方を教わったり「おすわり」の練習をしたり、中には始めて他のわんちゃんに出会った子もいて、この日はいくつもの「初めて」があったように感じます。

とても賑やかで暖かいパピーパーティになりました。

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

また、興味のある方は御遠慮なくスタッフまでお声がけくださいね。

 

動物看護師 松尾

今月は見学実習生が15名来られます

 ただいま学校は春休み期間で、この時期は獣医学生や動物看護学生、トリマーの学生の職場見学や実習の申し込みがたくさんあります。数えてみると合計15名もの実習生がこの3月だけで当院に研修に来られます。

当院では様々な医療を展開しているため、学生さんにはそれぞれに見学したいポイントなどをヒヤリングし、それに合わせた実習プログラムを用意しています。

とある獣医学生は手術を、とある動物看護学生はリハビリと猫の専門診療を、それぞれ知りたい内容を重点的に解説しています。

ちなみに今日は大阪市内の動物看護専門学校より看護師の卵の学生さんが訪問してくれています。1日の診療を朝から夜まで見学していかれます。

 

うちでの体験や見学が、学生諸君の良い勉強になってくれればと思います♪

 

山本@来月は宮崎の動物病院に見学と手術参加を予定している獣医師

トリミング好きですか?

こんにちは!トリマー兼看護師のノグチです。

初投稿なので、最初ぐらいはトリマーっぽい事を書かせていただこうかと思います

 

皆さんのワンちゃんはトリミング、好きですか?

トリミング後、いい匂いになって可愛くカットされた我が子をみると、多くの飼い主の皆さんは嬉しく感じるのではないかと思います。

ただ、実際にトリミングを受けている犬たちはどうでしょうか?

 

トリミングの作業というのはそもそも、犬からすれば受け入れ難い作業ばかりだと思います。

耳掃除も、爪切りも、肛門腺絞りも、犬にとっては触られたくない場所ばかりです。

水が苦手な子はシャンプーも怖いです。

カットになると長時間じっと立っている事を要求されます。

目の前や口元ギリギリまで刃物が迫ってきます。

 

私の感覚では、トリミングに来てくれる子たちの大半は「我慢」してくれています。

中にはトリミングが怖くて怖くて、嫌で嫌で、我慢できずに怒っちゃう子もいます。

あるいは我慢できないけど、怖すぎてフリーズしてしまう子もいます。

 

個人的にはトリミングをこんな「我慢して受ける作業」ではなく、「好き!」とは言わないまでも「あ~今日もトリミング?はいはい大丈夫ですよ~」ぐらいに犬たちが思ってくれる作業にしたいな~と思って、日々犬たちと向き合っています。

私の技量ではまだまだ難しいんですけど…(^^;

頑張ります!

 

ノグチ@トリマー兼動物看護師

「隠れミッキー」ならぬ「隠れハート」を発見!

こんにちは。今日はいつも点滴通院を頑張っているきゅうちゃんの「隠れハート」をご紹介します。

 

 

 

 

頭の模様が特徴的なきゅうちゃんですが、耳を後ろに「キュッと」するとハートが浮かび上がるんです、と飼い主さんに教えて頂きました。

試しにきゅうちゃんの後ろで会話をしてみると・・・

写真だと少しわかりにくいですがハートが浮かび上がってきました。

これを見ることができた日は良いことがありそうですね。

木ノ下@獣医師

久々の再開

元看護師兼トリマーとして働いてくれていた、「佐治さん」に会ってきました♪

今は新しい職場で頑張っているそうで、とても元気でした(*^^*)

この日は、今月末にユニバーサルスタジオジャパンに行く計画を立てるために集まったのです!

名探偵コナンの脱出ゲームにセーラームーンにファイナルファンタジーと楽しみが満載です(^^♪

ただ、春休み真っ只中に行くので待ち時間が不安です…((+_+))

ちなみに、余談ですが…

当院の獣医師・木ノ下は大のミニオン好きなのです♡

モノマネもすごく上手なのでご興味のある方は声をかけてみてください(*^-^*)

きっとやってくれるはずです…

佐々木@動物看護師

 

  

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