診療日誌

新アイテムその1「手術用患者保温システム」

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さて、しばらく連載でお送りします当院での新規医療設備eye

第1回目は「手術用患者保温システム」です。

 

避妊手術や去勢手術をはじめ多くの手術中の動物たちは必ず体温は低下します。下がった方が良いこともあるのですが、想定を超えるような下がり過ぎもよくありません。

そのため多くの動物病院では、電熱線が入った保温機構のある手術台を用いたり、術中に湯たんぽを作成し体に添えるなど、工夫して体温低下を防ぎます。

 

当院でも同様の手法で体温低下を防いでいましたが、どうしても長時間におよぶ手術や脂肪が少ない高齢動物、状態が悪化している症例では体温低下が著しい場合も多いです。

人医での報告では、体温低下が死亡率の上昇や入院日数の延長、手術部位の感染率上昇に大きく影響すると言われています。私も日々の全身麻酔の中で、覚醒遅延などは特に経験が多いです。

 

そこで今回取り入れたのは、人体の手術でも用いられている3M社製の保温システムを採用しました。

おそらくこのシステムを利用している動物病院はまだまだ少数だと思いますscissors

 

このシステムを利用するようになって格段に手術動物たちの体温管理が容易になりました。

最近は獣医麻酔科医と勉強する機会を得てペインコントロール=鎮痛処置を含めたトータル的な全身麻酔についても学ぶところがあり、以前よりも安全でより有効的な手術管理が可能になってきました。

明らかに以前よりも良い手術が提供できていると私個人としても感触を得ていますrock

 

こういった手術設備については、なかなか皆さんにお目にかかることも少ないですが、実は手術器具をはじめ、年々改善を進めております。

さらに人工呼吸器を備えた新しい全身麻酔器も間も無く導入されます。

 

また後日、連載にてお伝えしていきますねmail

 

 

山本@獣医師

昨日は珍しいお客様が来院されました

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当院では、獣医学生や看護学生、動物病院関係者、その他の動物に携わるお仕事をされている方、時にはメディアなど、多方面から見学や実習に来院いただくことがあります。

 

昨日も獣医師が2名、当院を訪ねていらっしゃいましたが、

なんと韓国の獣医さんです。

老犬介護や緩和ケア、ホスピタリティーに関して学びたいと言うことで、先日の日本獣医がん学会に合わせて来日され、当院にいらっしゃいました。

 

実はこのお二人、ものすごいビッグな方々なんですup

 

イム先生(黒いコート)は、日本獣医がん学会認定医1種に合格され、先日のがん学会にて認定医を授与されましたsign01

キム先生(グレーのコート)は、アメリカ獣医行動学専門医を取得されていますsign03

両資格ともに、自国の獣医師でさえ極めて難関な試験に合格されたスペシャリストですeye

 

お二人は韓国で高度医療施設にて二次診療に携わっていらっしゃいますが、多くの末期動物たちを診てきて、日本で行われているような終末医療・緩和ケア・ホスピタリティーが提供できる動物病院を創りたい!と言うことで当院の施設や体制について見学されました。

 

当院のパピー・しつけ・シニア犬の対応をお願いしていますPROVA代表 小椋先生と共にご案内させていただきました。

私たちの取り組みが韓国でも反映されるかと思うと、嬉しいような、背筋が伸びる思いがします。

 

山本@獣医師

 

 

 

 

毎年恒例のがん学会に出席しました

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昨日は診療をお休みさせていただき、第12回日本獣医がん学会に参加してきましたdash

 

会場では、いつもの見慣れたメンバー(私の同期)の他に、どうぶつ眼科専門クリニックのアメリカ獣医眼科学専門医の辻田先生や、当院の病理診断をお願いしているアメリカ獣医病理学専門医の田邊先生にもお会いできました。

 

今回のメインテーマは「副腎腫瘍」と言う病気で、決して多い病気ではありませんが、治療に手術を決定するのが難しい点、また手術や術後管理の難易度の高さなど、苦戦を強いられる病気として獣医師は認識していますrock

今回の学会でもこれらについて専門家のディスカッションがあり、私もいくつかの点で知識をアップデートできました。

当院でも副腎腫瘍で現在も通院中の動物たちがいますので、早速ここで得られた知識を活かしたいと思います。

 

ちなみに、私の同期がこの学会の画像診断部門を任せられ、日本国中の腫瘍科に尽力する数百名の獣医師の前で教育講演を行いました。

経歴たった10年でこの舞台に上がった彼は、友人として非常に誇らしいですscissors

 

私は豊中市のただの街の獣医さんですが、同期や先輩、そしてご縁を頂いた専門医の先生方に支えられ、ここで診療を続けてられています。少しでも私たちの前にやってくる動物たちにより良い診療を受けていただけるよう、私自身も精進していきます。

 

山本@獣医師

 

実はクリスマスに倒れていたんです・・・

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ちょうど昨年のクリスマスくらいから、当院を受診される動物たちに急病が相次ぎましたweep

重病となると、治療を前に進めるべきか、このまま病状を受け入れるべきか、悩まれる飼い主様も多く見てきました。

ただ、前を進むことを決意いただいた飼い主様には、私たちノア動物病院スタッフは全力を注ぎ、どの動物たち・飼い主様に対しても誠心誠意、私たちができる診療の限りを尽くしました。

病気は時として私たちが望む結果を裏切ることがありますが、今回は飼い主様の願いが通じたのが、みんな元気に退院してくれていったのは幸いでしたconfident

 

そして、その代償は私の身体でした(笑

 

歳には勝てませんね〜、24日に40度以上の高熱を出し、ポックリ倒れましたgood

 

その時、ちょうど緊急オペを行うかどうか、相談を続けている飼い主様からの差し入れがこの写真ですupwardright

 

栄養ドリンクにあまり頼らない方ですが、今回はこれがバッチリ決まりましたscissors

翌日にはマスク姿ながらも診療に復帰sign01

無事、この子の緊急手術の執刀もさせて頂きましたnote

 

年に1度はぶっ倒れる私ですが、診療に穴を開けないよう、これからも自己管理をしっかりやっていきます・・・

 

 

ちなみに、当院で病欠が今まで一度もない鉄人は、、、、実は池堂獣医師ですrock

 

 

山本@病弱獣医師

今年もノア動物病院をよろしくお願いいたします

新年あけましておめでとうございます。今年もノア動物病院をよろしくお願いいたします。

 

クリスマス前後から急に外来が増え、ほぼ毎日のように急患対応や緊急手術に追われています。

胆嚢粘液瘤、椎間板ヘルニア、化膿性前立腺炎、子宮蓄膿症、扁平上皮癌、ハイグレードリンパ腫、自己免疫性溶血性貧血、等々。。。どれも手強い病気ばかりでしたsad

今日はお昼の手術が1件だけだったので、いくらか余裕のある昼休みをとれましたが、それ以外はまともに休憩できずに、昨日なんかは私はお昼を食べたのは午後4時でしたcrying

でもスタッフの尽力あってか、治療を頑張っていらっしゃるわんちゃん・ねこちゃん達は皆んな経過良好ですup

 

年末から年始にかけて、実はよりよい診療を提供できるよう、院内医療設備もバージョンアップを果たしていますsign01

ここで順にご紹介していきたいですnote

 

山本@獣医師