診療日誌

忘年会続きですね〜

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お酒大好きの山本@獣医師です。忘年会シーズンは肝臓がツライですね〜。私は今日が最後の忘年会ですので、キッチリ飲み納めをしてきますbeer

 

 

昨夜はアメリカ獣医眼科専門医の辻田先生の眼科研修忘年会にお招き頂き、梅田まで行って参りましたdash

 

昨年は辻田先生には大変お世話になりました。辻田先生は専門医のお立場でありながら、我々のような地域の獣医療の発展のため、その知識を出し惜しみなく教授頂いています。私のような町医者がメールを出しても即日でお返事頂き、いつも大変感謝しております。

当院の眼科診療のバックに辻田先生が付いて頂いていると思うと、当院も百人力ですpunch

 

ちなみに私の顔が大きすぎるため、奥の辻田先生が見切れていますがご容赦くださいsweat01

一方、手前の藤野先生には私の顔のデカさは好都合だったようですsmile

 

お近くの先生や若手の先生もいらっしゃるので、非常に良い刺激を受けましたgood

 

山本@獣医師

 

P.S. 専門医ってこの言葉の正確な意味は「アメリカ獣医専門医」です、自称専門医や認定医とは全然違いますsign01

もう、この検査をやってる動物病院も少ないかも

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皮膚病って言うのは、ホントに多岐に渡ります。特に、

・なかなか治らない

・高齢である

・他にも病気の疑いがある

などが理由としてあると、意外と皮膚病ってのは複雑になります。初診で診断・治療に至らないケースもしばしばです。

 

さて、写真はワンちゃんの耳の内側ですが、丸いかさぶたがあるのがわかりますね。さて、この病気は何でしょう??

 

ってなことを、獣医師は飼い主様から色々聞き出し、原因を探って行きます。

私もこの子を診た時、ピンときましたので各種検査を用意し、診断を出しました。答えは「皮膚糸状菌症」と言うカビの病気です。この病気、非常に治りにくいことで有名でなかなかの厄介ものです。

 

実はこの病気、即診断が出せるケースと出せないケースがあります。そこで出来るだけ迅速診断が出来るようにするため、様々な検査キットがあるのですが、それでも最短でも数日は要します。そこで力を発揮してくれるのがウッド灯flairと呼ばれる検査機械です。

 

滅多に出番の無いかわいそうな検査機(笑)なんですが、皮膚糸状菌症の初期診断には有力ツールです。この原因真菌であるMicrosporum canisが蛍光色に発光する特徴を利用した検査なんです。ただし、単なるフケが発光することもありますので(偽陽性と言います)、問診や視診、その他の検査から総合的に判断します。

これにより、迅速診断が可能で、来院初日からすぐに治療に移れます。とは言ってもなかなか完治しないので、治療には長期間かかります。。我々が診断させて頂いた動物を飼われている飼い主様も、ご家族全員が皮膚科に通われた方もいらっしゃいます。。

 

このような円形の脱毛と発赤を伴う病変は要注意ですpaper

 

山本@獣医師

やっぱり身体にできたシコリ・デキモノは放置しては駄目です。

131225.JPGメリークリスマスxmas

でもノア動物病院はいつもと変わりません。この最後の連休もたくさんの飼い主様と動物たちが来院されました。そんな中で、手術を行なった1例について。

 

とあるロシアンブルーの猫さん。他の病院で薬を出されたが良くならないとのころで来院されました。

身体の外側へ皮膚がぷくっと膨らんだ袋が触知でき、中身はどうも液状な感じ。詳しく触診しようとすると痛いせいか、非常に嫌がっていました。。

 

このような体表から突出する腫瘤病変は、その位置や触診から何であるかある程度は推測出来ます。今回は触診に加え、超音波検査を当てたところ、中身は液状・泥状であることがわかりました。

 

痛みに加え、熱感もあり、さらに中身が液状。。

こうなると少し厄介です。針吸引検査を実施すると予想通り、中身は「膿(うみ)」でした。これは膿瘍アブセスと言う病気です。

 

猫の皮下膿瘍の多くの原因は、外傷によるものと言われています。ただ、私個人としては具体的な原因の特定に至ったことは少なく感じています。この猫さんも実は家の外に外出しますので、ひょっとしたら外傷が理由かもしれません。

 

本来、休診だったのですが、容態が悪くなっていたので、すぐさま手術を実施し摘出を行ないました。写真をご覧の通り、かなりの大きさになっていました。。中身はぎっしりと膿みが・・・bearing

無事に手術を終え、翌朝には元気に退院していきました♪

 

やはり、身体に何かポコっと出来ていたら、ご自身では判断されず、必ず動物病院を受診して下さいね。

 

 

山本@獣医師

 

心臓疾患のプロ

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今日は心臓病と紹介診療のお話ですthink

 

私も日本獣医循環器学会に所属する獣医師ですが、どうしても心疾患で診断に苦慮するケースがあります。

それが若い子だったら尚更です。もし誤った診断を下せば、その子の一生を間違った方向に導いてしまうからです。。

 

今回もそんなケースに遭遇しました。推定5ヶ月齢のジャックラッセルちゃんです。

 

さて、こんな時にどうするか。関西には、密かに腕の立つ獣医師はたくさん居ますgood

皆さんがご存知無い先生でも実はその道では認定医であったり、多数の学会報告を上げていたり、と業界内では評判の先生もいらっしゃいます。

 

今回は、昨年まで大阪市内の二次診療施設にて循環器疾患を専門に担当されていた進先生にお願いして、心臓病の状態について精査を行ないました。先生の病院まで出張ですdash

結果的にこの子は経過観察が妥当と判断でき一安心できましたwinkそして、私もより一歩、この子の病態について理解を深めることが出来ましたflair

 

進先生も検査を快く了解頂き、私にとっても、心臓だけに、非常に"心強い”存在ですsmile

 

当院は、院内スタッフだけでなく、院外のたくさんの獣医師にも支えられています。嬉しいことですscissors

 

山本@獣医師

安全キャビネット

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これ何かわかります??



一般的には「安全キャビネット」と呼ばれています。


四方(と言うかほぼ全方位)をアクリル板で囲んでおり、
手元だけ開いた構造で、ここから中に手を入れて作業をするスペースです。

ホルマリンや抗がん剤などの劇薬を扱う場合や、非常に臭い便などもここで処理をします。
要するに、あまり院内に蔓延させたくない薬品や匂いなどを取り扱う専用のスペースですpaper


これにより、獣医師や動物看護士は危険な薬剤を取り扱う際も、不必要な暴露を受けずに済みます。
また、ナカナカの香りを放つ便もここなら検便なども安心ですhappy02


移転前はこういった設備を持ちたくても設置するスペースが無かったのです。そもそも、こういった設備を持ち合わす動物病院も少なく、換気扇の下で取り扱うのが一般的です。

移転後は皆様の見えない部分でも様々な改良が施され、スタッフが安心して診療に当たれるようになりました。
今後もこういった設備や改良を続けて行きます。


ちなみに今のマイブームは院内照明のLED化ですgood


山本@獣医師